酵素玄米は安い炊飯器でも作れるか?

1.一般的な炊飯器では酵素玄米は作れない

市販されている安い炊飯器の中で、美味しい酵素玄米が炊けるものはあるのでしょうか?

結論から言うと、ほとんどの市販の炊飯器では美味しい酵素玄米を作るのは難しいです。

私も玄米食を始めた頃に、学生時代から使っている8,000円程度で購入した大手メーカーの炊飯器で玄米を炊いたことがあります。それは一人暮らし向けの3合炊きの商品でした。

結果は酷いもので、ベチャベチャしているのに芯が残り、見た目も食欲が湧くものではありませんでした。その時は我慢して食べましたが、すぐにお腹を壊してしまい、その後3日間は体が食べ物を受け付けなくなりました。

2.市販の炊飯器では酵素玄米を作れない理由は『殻』

普通の炊飯器で酵素玄米を作れない最大の理由は、圧力の問題です。

多くの市販の安価な炊飯器は、『ハイパワー』や『豪熱』など、炊飯時の温度を上げることでお米の食感を柔らかくしています。

スーパーやコンビニなどで一般的に販売されている精米された白米であれば、適切な水量で高温を掛けてやれば美味しいご飯ができあがります。

しかし、玄米は全く違います。

なぜなら白米と違い玄米は硬い殻で覆われています。この殻は玄米が自身の種子を害敵から守るために発達したものです。私たちが食べても簡単に消化できるものではなく、食感も非常に悪いです。

この非常に丈夫な殻は、一般的な炊飯器の通常気圧で破ることはできません。

でも玄米専用の炊飯器なら、この殻を破れるよう炊飯時に高い気圧を掛けることができます。

3.酵素玄米を作るのに適した炊飯器は?

酵素玄米を作るのなら、酵素玄米専用の炊飯器が欠かせません。

一般家庭に置かれている普通の炊飯器にも『玄米モード』があります。それを使うことでも玄米を炊くことは可能です。しかし、食感に関してはお世辞にも美味しいものとは言えません。ご家族も玄米食を続けようという気にはならないでしょう。

酵素玄米を作るためには、玄米の外側の殻を破るために、炊飯時に高温と高い圧力を同時にかける必要があります。

これを適切にできるのが酵素玄米専用の炊飯器です。

高い圧力を掛けるというのはとても危険なことなので、適切な内釜の強度や、蓋やパッキンのチョイスを含めて高度な設計技術と生産技術が不可欠です。このため酵素玄米炊飯器は一般的な市販の炊飯器よりも高価になってしまうのです。

また現代は白米に比べて玄米を常食する人は非常に少ないです。日本食糧新聞社の後悔している2019年1月発表の玄米食白書によると、首都圏に住む20-60歳の女性のうち、月に1日以上玄米を摂っている人の割合は、全体の17.2%に過ぎません。週に3回以上食べている人の割合に至ってはたったの7%です。

このように健康意識が高まっていると言われる現代でも、玄米食というのは一般的とは言えません。もし玄米食を日常的に取り入れる人がこの先増えていくのなら、酵素玄米炊飯器の価格も今以上に下がっていくことでしょう。

酵素玄米を作るのなら、専用の炊飯器が必要です。。

 酵素玄米を簡単に作るならこちらの記事がオススメ。

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