大豆酵素玄米を作る

玄米初心者にオススメの大豆酵素玄米

酵素玄米(寝かせ玄米)は、玄米と小豆と塩の組み合わせが基本です。

味わいはまるでお赤飯のように深みがあり、食感はふわふわの中に玄米特有のプチプチ感が残っています。

主食として、これに勝るものはないと思うほど美味しいです。

しかし、これまでに多くの方から、玄米がどうしても苦手だというお話も聞いてきました。

その中でも皆さんが特に苦手だと思うのが以下の2点。

玄米が苦手な理由

・独特の匂い
・ゴワゴワ感

今回はこの問題を解決できる大豆酵素玄米の作り方をご紹介します。

折角身体に良い玄米だから、食感や味で嫌いになってしまうのはもったいないことです。

4分の3玄米という考え方

玄米苦手な方に最初から100%玄米をお出しするのは良くないです。

どんなに美味しく炊いたとしても、玄米の持つプチプチ感は残っているからです。

そこで、白米を混ぜて炊き上げるという方法がオススメです。

しかし、この割合が意外に難しいのです。

例えば、4分の1玄米にするとどうでしょうか?

その場合白米の割合が多いので、白米モードで炊くと、玄米に芯が残ってしまいます。だからと言って玄米モードで炊くと、今度は白米がべちゃべちゃになってしまいます。

私が何回か試してみたところ、玄米をしっかり柔らかく炊いて、白米も美味しく食べられる割合は・・・

玄米3:白米1

という結論になりました。

全部で4合炊くなら、玄米3合、白米1合の割合です。

簡単ですね。

白米が適量混ざることで、プチプチ感は大幅になくなり、食感はかなり白米に近づきます。

よほど玄米嫌いの方でなければ、これだけでも美味しく召し上がれますよ。

大豆を加える

酵素玄米で使われる小豆は意外と香りが強いものです。お赤飯にも例えられる独特の香りは食欲をそそりますが、人によっては苦手だと感じるかもしれません。

そこで、小豆の代わりに大豆を加えてみます。

大豆は小豆と違い、香りがかなり抑えられます。お豆腐を想像していただくと分かりやすいかもしれません。

炊きあがりの味は茹でた枝豆のようですが、小豆を使った場合と違い、強い香りはほとんど感じられません。

大豆酵素玄米の作り方

  1. 白米1合分をザルに入れる。

2. 玄米3合分をザルに入れる。

3. 大豆を計量カップに1層になるように入れる。

4. 大豆をザルに入れる。

5. 泡立器を使って2回程度お米を研ぐ。

6. 塩を小さじ1入れて酵素玄米炊飯器で炊いてできあがり。

※大豆の分を考慮して内釜の目盛りを1mm程度超える分量の水を入れると良いでしょう。

熟成させた大豆酵素玄米


炊き上がった大豆玄米ご飯を3日間、毎日1回かきまぜて大豆酵素玄米を作ります。

できあがった大豆酵素玄米は、熟成の進んだ香りは少しありましたが、一般的な玄米ご飯のようなプチプチ感はほとんどありません。

酵素玄米というよりも、お豆の炊き込みご飯といった味わいです。

しかしながら、しっかり熟成も進んでいるので、当然酵素玄米としての栄養価が得られます。

いつもの酵素玄米とは違いますが、とても美味しくて、おかずなしでも何杯でも食べられそうな美味しさでした。

大豆とご飯の関係

栄養学の世界ではタンパク質の吸収率をプロテインスコアとして数値で表します。例えばあるタンパク質、アミノ酸が、人体に余すことなく吸収される場合は、プロテインスコアを100点と考えられます。

大豆は畑の牛肉と呼ばれるくらい豊富なタンパク質が含まれています。

しかし、大豆のアミノ酸バランスは人体と組成がかけ離れているために56点ほどだと考えられています。この場合、身体に吸収されなかったアミノ酸は老廃物として体外に排出されます。

大豆には実は豊富なタンパク質が含まれているのに、実は単品では半分近くが身体に取り込まれないということですね。

でもご安心ください。

実は大豆と一緒に食べることでこのプロテインスコアを上げることができる食品があります。

そう、玄米です。

大豆に不足するメチオニンというアミノ酸が玄米には大変豊富です。また、玄米に不足するリジンというアミノ酸は、大豆には大変豊富に含まれます。

そのためこれらを組み合わせて食べることでなんとプロテインスコアは100点になります。

なんと大豆に豊富に含まれるタンパク質を余すことなく吸収できるということです。

まとめ


実は豆類の多くは、穀物と組み合わせて食べることでプロテインスコアが劇的に上がります。

特にマクロビを実践されている方や、ベジタリアンの方は豆類を主なタンパク源としていると思いますが、豆類を単品で食べてもあまり効率の良い食事とは言えません。

必ず、穀物と豆類を同時に摂ることが大切です。

酵素玄米に含まれる小豆、大豆酵素玄米に含まれる大豆。これらには20種類にも及ぶアミノ酸が含まれ、それぞれ神経機能や肝機能を高めるだけではなく、脳の活性化、精神安定、代謝促進、免疫力強化、疲労回復等多くのメリットが得られます。

ご自身のお好みに合わせて大豆と小豆を使い分けて美味しい酵素玄米を食べましょう!

 酵素玄米を簡単に作るならこちらの記事がオススメ。

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