1.玄米に傷をつけて外皮を柔らかくする
金属製の泡立器と金属製のザルを使い、玄米を満遍なく研ぎます。
こうすることで玄米の固い外皮に細かな傷をつけることができます。その傷がお米の吸水性を、外皮をより柔らかくします。
玄米は白米と異なりとぎ汁はほとんど白濁しません。これはぬか層が果皮に覆われているためです。したがって、とぎ汁は1度交換する程度で良いでしょう。
2.玄米を水に浸して外皮を柔らかくする
研ぎ終わった玄米は綺麗な水に浸します。
玄米が十分浸かる量の水を入れたボウルに、夏は5時間、冬は10時間程度水に浸しておけば十分です。
夏場は水から嫌な臭いが発生しやすいので、もし気になる場合は水を取り替えましょう。
3.玄米に圧力をかけて外皮を柔らかくする
圧力鍋は高い気圧をかけることで水の沸点を上昇させます。(およそ2気圧で120℃、圧力の高いものは2.45気圧で128℃程度)
そのため短時間でぬか層を破壊できるため、柔らかいご飯にすることができます。蓋に付いたおもりの重さを選べる場合は、最も重いものを使います。
圧力鍋を使った玄米の炊き方
玄米:600g
お水:660ml
塩:大さじ1
1.研いだ玄米を圧力鍋の内釜に入れる
2.内釜に水と塩を入れ十分かき混ぜる
3.内釜と外釜の間に400mlの水を入れる
4.蓋をして強火で22分
5.弱火で12分
6.火を止めて圧力が自然に下がるのを待つ
なぜ酵素玄米炊飯器が必要なのか?
圧力鍋を使っても美味しい玄米は炊けますが、酵素玄米を作ることは難しいです。ではなぜ酵素玄米炊飯器が必要なのでしょうか?
1.酵素再活性のための熟成
実は圧力鍋を使って玄米を炊飯する時、釜の内部は120度以上の高温になります。
したがって、炊きあがりまでに玄米に含まれていた酵素のほとんどが不活性化してしまいます。
酵素を再び活性化させるためには、2〜3日程度、適正な温度管理下で保温し続け、1日1度は全体を撹拌する必要があります。
しかし一般的な保温ジャーは酵素の活性化を最大限にするようには設計されていません。
酵素玄米炊飯器は、酵素を再活性化させるために必要な温保温度調節を完全自動で行います。
2.高い圧力をかける必要性
固い外皮に覆われた玄米を美味しく食べるためには、圧力炊飯が必要です。酵素玄米炊飯器は一般的な炊飯器には不可能な高い圧力をかけることができます。
まとめ
酵素玄米炊飯器は玄米炊飯に圧力炊飯ができ、炊き上がった玄米を十分に熟成させる機能を併せ持っています。
日々の玄米炊飯を圧力鍋に頼った場合は、別に保温ジャーが必要になりますので、キッチンの場所を大きく占めてしまいます。
それに比べて酵素玄米炊飯器は玄米炊飯以外に、白米の炊飯も可能です。
また炊飯器自体の大きさも一般的な炊飯器と変わらないので、場所を取らず、かなりコストパフォーマンスの高い家電製品と言えます。
酵素玄米を簡単に作るならこちらの記事がオススメ。